犬の胃拡張・胃捻転症候群

胃拡張・胃捻転症候群は、胃が膨れあがり、ねじれ(捻転)を起こし、急激に全身状態が悪化する病態です。

お腹が膨れ、吐こうとしているのに吐けない、呼吸が苦しそうといった症状が現れ、そしてショックをおこし、救急救命状態となります。

胸の深い大型犬やダックスなどに比較的多く経験されます。

予防は食事を1回に大量に食べさせず、食事回数を日に2〜3回にして1回の食事量を少なくします。食後や水を沢山飲んだ後は、しばらく休息させるようにしましょう。

先日夜間救急オペを実施したわんちゃんですが、本日無事に元気に退院予定です。頑張ってくれました。

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診断時のレントゲン画像です。お腹がガスや胃液などでパンパンになりねじれています。

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