がん治療①

今日はガンと闘っているワンちゃんについてお話します。

このワンちゃんは膀胱がんの移行上皮癌と闘っています。

膀胱にもガンが出来ます。

血尿の症状に気がついて来院されることが多いです。

膀胱の腫瘍は、悪性の上皮ガンである移行上皮癌が多いです。

診断時には転移があったり、手術で切除が無理な場所であったりとイヤな腫瘍のひとつであります。

神戸セントラル動物病院通信

超音波検査で膀胱内に出来物をみつけました。

神戸セントラル動物病院通信 手術適応かどうか、各種検査を慎重に行います。

がん治療の3本柱は手術、放射線療法、化学療法です。

この子は手術を行い、術後に3週間に1回の化学療法(抗がん剤)と2日に1回の飲み薬の治療を行っています。

術後約半年になりましたが、体重も落ちず食欲もあります。

大きな副作用もでてきていません。

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今回の抗がん治療を終えたじぃちゃん。

お姉さんを待つ顔がなんともかわいい。

腫瘍