避妊手術

8/31に犬の子宮蓄膿症と乳腺腫瘍のタイトルで避妊手術のメリットをお話しましたが 

先日、うちの手鞠も生後6ヶ月を過ぎましたので避妊手術をうけました。

術後はさすがにおとなしくしていましたが、翌日にはボールを持ってきて投げろ、投げろと元気にしていました。

ゴールデンレトリバーは関節疾患が多いので、過栄養にならないように細めに育ててきました。

避妊後にはホルモンバランスの変化で太りやすくなるというデメリットがあります。そのため今年の8月に出たばかりの避妊した子用のフードを食べて肥満のリスクとホルモンバランスに配慮しています。

あと麻酔がかかっているついでに手鞠にはライフチップバイオサーモを挿入してあげました。 これで安心です。

手鞠がつけているものは、浮き輪ではなく傷をなめられないようにするものです。

サイズは少し大きすぎなのですが、本人には問題ないようです。

病気について

健康診断

今日は定期的な健康診断の重要性についてお話します。僕自身も再認識しました。

というのもこれは先日あった事なのですが。

ある10歳の小型犬のワンちゃんが、急に水を大量に飲むようになったとお電話がありました。

一日の飲水量を測っていただき、やはり多すぎるので身体検査、血液検査、レントゲン検査をおこないました。

その気になる飲み水の量が増える病気は、たくさんある病気のなかで検査の結果、副腎皮質機能亢進症というホルモン性の病気であることがわかりました。

ただ今回は目的としたもの以外で腹部のレントゲン検査の結果、お腹の中が少しおかしいぞということで腹部超音波検査にすすみ全体を観察したところ、脾臓という臓器に30mmぐらいの塊がみつかりました。

脾臓のできものの3分の2は悪性腫瘍です。なかなか症状が出ないので、発見は遅れがちです。

普段の様子の変化(元気・食欲・排便・排尿)や体の表面の変化(皮膚腫瘍など)は、よく見られている方ははやくに連れてこられます。

しかし検査を行わないと見ることができないものに関しては、定期的に検診を受けられることで早期発見につながります。

お知らせ

犬の歯石

今回はワンちゃんの歯石についてお話します。

8月15日に『歯周病を防ぐ』でお話しましたが、歯磨きをしないと歯垢がたまり歯石になります。歯石がドンドンたまると下の子のような事になってしまいます。この子は口からかなりの量の出血があり来院しました。歯の根っこに膿をもつ事もあります。痛みも強く、食欲も無くなってしまいます。もちろん口臭もすごいです。

結局、この子は歯をあまり残してあげることができませんでした。それでも悪い歯が無くなった事で、以前より元気になったとのことです。

みなさん、歯を磨いてあげましょう。

茶色のかたまりはすべて歯石です。

病気について

ライフチップに関して

当院でライフチップの取り扱いを開始いたしました。

身元情報のキーとなる固有のID番号が書き込まれたマイクロチップをペットの皮膚の下に埋め込み、専用の読み取り器で個体を識別します。

素材も安心なもので、予防注射の要領で皮下に埋め込みます。体の中を移動しないように作られていて、生涯を通して有効に作られているそうです。

迷子、災害、誘拐、事故など『もしも』のときに確実な身元証明になりますし、海外渡航時には日本を含め動物検疫制度として義務化している国がほとんどです。

また当院で導入した『ライフチップバイオサーモ』は専用リーダーで読み取るだけで体温を測定する事ができます。おしりに体温計を入れることなく測れますので、嫌われる原因がひとつ減ります。

直径2ミリ、長さ13.5ミリと小さいですが、埋め込み処置時に痛がるのがかわいそうという飼い主さんには、避妊去勢手術の麻酔時に一緒に埋め込むという方法も取れます。

ライフチップの挿入を希望される方は事前に連絡をいただいてから来院してください。

                神戸セントラル動物病院 tel 078-271-2323

お知らせ

トリミング

トリミングについてのお知らせです。

10月からトリミングの受付が金・土・日曜日の週3日間に増えます。

ご予約が取りやすくなりましたので、ぜひご利用ください。

平日の皮膚疾患に対する薬浴は変わらずお受けいたしますので、こちらもご利用ください。

お知らせ