この連休を使って東京から神戸まで車で旅行中の短頭種のわんちゃんが調子が悪いと担ぎ込まれました。
熱中症です。
来院時には体温が42.5℃の高体温、あえぎ呼吸で危ない状態です。
42度を超える高体温が持続しますと、細胞障害と多臓器不全が起こってしまいます。
迅速に救命処置をおこないます。
来院時の血液検査で急性腎不全におちいっていましたが、本日無事に退院することができました。
春ですが、汗ばむ陽気の際は熱中症に気をつけなければいけません。
高温・多湿の車内・室内は特に注意しましょうね。
この連休を使って東京から神戸まで車で旅行中の短頭種のわんちゃんが調子が悪いと担ぎ込まれました。
熱中症です。
来院時には体温が42.5℃の高体温、あえぎ呼吸で危ない状態です。
42度を超える高体温が持続しますと、細胞障害と多臓器不全が起こってしまいます。
迅速に救命処置をおこないます。
来院時の血液検査で急性腎不全におちいっていましたが、本日無事に退院することができました。
春ですが、汗ばむ陽気の際は熱中症に気をつけなければいけません。
高温・多湿の車内・室内は特に注意しましょうね。
膿胸の原因はさまざまです。
膿胸は、胸腔内に穴があき、そこからバイ菌が入って胸腔内に膿がたまることが原因で発症します。
ネコちゃん同士のケンカによるケガが引き金となるケースが多いため、ネコちゃんを外に出さないように室内飼いを行うことが膿胸の予防につながります。しかし異なる原因から膿胸になる可能性もあり、わかってはいないこともあります。
来院時には胸の中に100cc以上の膿がたまっていました。胸の中が膿によって占められることで肺が膨らまないので、とっても苦しいのがわかります。
膿胸の治療は、針を刺して胸から膿を取り出します。
そして危険性はありますが慎重に麻酔をかけて胸の中にカテーテル(管)を入れて膿を抜けるようにしたり、生理食塩水などで胸腔内を洗浄します。同時に抗生物質の投与、点滴、酸素療法も行います。
昨日は休診日でしたが、肺炎で入院していたわんちゃんが退院していかれました。
調子が悪いからと来院されたときには呼吸状態が悪く、衰弱していました。
今にも危ない状態でありましたが、昨日から食事を取ることができるようになり家族の方のご意向で退院となりました。
肺炎の原因になっている細菌やウィルスは、気道から体内に侵入しても抵抗力が低下していなければ感染症を起こしにくいものです。そのため身体の抵抗力が出来上がっていない子犬や、身体が弱ってきている高齢犬に発生しやすいようです。
また嘔吐しているような状態で気管に吐物が入ってしまうと誤えん性の肺炎を起こしてしまいます。
肺炎の治療では、細菌やウィルスなどの発病原因に適した抗生物質を投与する薬剤療法が行われます。症状に応じて咳止め薬や去痰剤を投与したりネブライザーなどの対処療法を行う場合があります。
そしてお薬とともにしんどいわんちゃんを楽にし、体力の回復に役立つのが酸素療法です。
酸素濃度、湿度、温度を管理できるICUの中にいると普通の入院室よりウンと楽になるのがわかります