乳腺のできもの

きょうは乳腺の‘できもの’についてお話します。

わんちゃんねこちゃんの乳腺は胸からお腹の下のほうまで広~く分布します。

乳頭も8対から10対とたくさんあります。

最近乳腺腫瘍をもったわんちゃんねこちゃんの診察がつづいています。

しかし中には診察した時には[これは・・・・]という残念な状態の子もいます。

腫瘍と闘うにはいろいろと条件がそろわないといけません。

闘い方にもいろいろありますが

腫瘍の大きさ・できた場所・ひろがり、リンパ節の状態、転移があるのか、本人のガンと闘う体力は残っているか、家族の方の協力はどれくらい可能か・・・・・。

みんな条件が異なりますが、いろいろな治療方法やそれに伴う予後の説明をわかりやすく理解してもらえるようにしています。

やはり早期に適切な手術方法をとることが大事です。

さまざまな事情で様子をみていると取り返しがつかないこともあります。

ふだんからスキンシップで ‘なでなで’ して小さなシコリの早期発見を目指しましょう。 神戸セントラル動物病院通信

下腹部にできた乳腺腫瘍。1cmぐらいだったものが拳ぐらいまでになってしまっていました。

腫瘍

歯磨きのすすめです。

歯磨きしていますか?

目の下にケガをしたとのことで14歳の小型犬のわんちゃんが来院されました。

ケガの原因は奥歯の根っこに膿がたまり、

たまった膿が目の下の皮膚を突き破って出てきたのでした。

神戸セントラル動物病院通信 歯石が大量に付着し、歯肉炎がすごく臭いもあります。

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超音波スケーラーできれいにしました。

歯周ポケット内の歯石をきれいに取ります。(ここが大事です)

表面の歯石を取り、見た目だけをきれいにしても歯肉炎は悪化していくだけです。

鋭利なもので歯の表面を傷つける行為は避けましょう。

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根っこに膿をため込んでしまった原因の歯です。

歯根がやせてボロボロでした。

お薬を詰めて、縫って終了です。

痛みもなくなり、すっきりしたことでしょうわんわん

病気について

予防を最後まで忘れないでくださいね。

久しぶりの更新です。

今日は朝から夜まで院内から一歩も外に出ませんでしたが、

なぜか蚊に3か所も刺されましたかに座

今年はあまりに熱い夏だったために、夏場の蚊の発生はすくなかったようですね。

神戸は例年11月まで蚊の発生があります。

今年はフィラリア予防が不完全だったわんちゃんの感染が何頭か検査で見つかっています。

11月のフィラリア寄生に関しては、12月のお薬で駆虫します。

ぜひお忘れないようにお願いします。

朝晩はだいぶ涼しくなってまいりました。

風邪などひかないようにお気を付けくださいね。

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