腹腔鏡補助下膀胱結石摘出術

最近の膀胱結石摘出は、腹腔鏡補助下にておこなっております。

この手術手技のメリットは、皮膚の切開創の小ささはもちろんですが、膀胱自体の切開も10mm弱ですので非常に小さいです。

そのため術後のカテーテル管理も不必要なので、入院期間が短くて済みます。

そして最も大事なポイントとして、膀胱内(尿道内も)をカメラで確認しながら行いますので結石の取り残しがありません。

小さな石も鉗子で掴み、もっと小さな石は吸引管で直接吸ってしまいます。

(通常の開腹手術では、膀胱の外から触って石を触知したり、スプーンを粘膜にあてながら石をすくうや盲目的に鉗子を入れる等をして結石を取り出します。)

この膀胱鏡カメラを使っての手術をやってみる前には当たり前だった手技が非常にラフで生体にやさしくないことを知りました。

シュウ酸カルシウム結石など再発を繰り返してしまう疾患にも、低侵襲でベストな手術手技だと思われます。5102_8921_20140728085206.0

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