おしっこ検査でわかること

お年を取ったわんちゃん・ねこちゃんで体調がわるいので血液検査をしてみると

腎臓病になっていることがあります。

特にねこちゃんで多いです。

腎臓は簡単に言うとおしっこを作っているところです。

体に不必要なものをまとめて捨てるという大事なことを担っています。

腎臓病になるとおしっこをまとめて捨てられなくなるので、うすく・量の多いおしっこしか作れなくなります。

色の薄いおしっこを大量にして、お水を良く飲むようになるのが腎臓病のひとつの症状です。

血液検査では腎臓の75%以上が悪くならないと検査してもわかりません。

そんなに悪くなる前に検出できる検査は、おしっこの検査です。

尿検査で尿比重(どれくらい濃いか薄いか)を調べることで早期発見につながります。

なので当院の健康診断には尿検査の項目が必ず入っています。

7歳以上の子は、シニアに入ってきます。

人の3ヶ月が1年に相当します。

10月のブログで聴診(心臓の音など)を定期的にさせてくださいとお願いしましたが、

尿検査も大事です。

3ヶ月に1回フルコースで健康診断するのは大変ですが、

3ヶ月に1回おしっこを取ってきていただき、身体検査で聴診するのは

そんなに大変ではありませんよね。

心臓と腎臓のチェックができて、早めに気づいてあげる事ができます。

神戸セントラル動物病院通信

尿を入れる容器は病院で用意ができますので

お気軽におしゃってください。にゃーわんわん

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