この時期は狂犬病ワクチンやフィラリア予防で久しぶりに会えるわんちゃんも多いです。
昨年や一昨年に歯石除去手術をおこなった子達の口の中を見る機会もあるのですが、
歯が非常にきれいな状態を維持されていると、
頑張って歯磨きされているんだなとうれしくなります。![]()
よかったねー。
歯みがきをすることで、歯周病を防ぎましょう。
歯周病は内臓疾患(腎臓・心臓・肝臓)をおこす原因となります。
この時期は狂犬病ワクチンやフィラリア予防で久しぶりに会えるわんちゃんも多いです。
昨年や一昨年に歯石除去手術をおこなった子達の口の中を見る機会もあるのですが、
歯が非常にきれいな状態を維持されていると、
頑張って歯磨きされているんだなとうれしくなります。![]()
よかったねー。
歯みがきをすることで、歯周病を防ぎましょう。
歯周病は内臓疾患(腎臓・心臓・肝臓)をおこす原因となります。
もどしている、元気がないとのことで来院したわんちゃん。
レントゲン・超音波検査の結果、またもや異物による腸閉塞の疑い。
→は異物閉塞により腸が壊死寸前の色です。
『どんぐり』
胃の中にずいぶん長いこと入っていたものが、
腸に移動してしまい、つまった。と思われます。
散歩中にひろい食いをさせないように
お願いします。
わんちゃん・ねこちゃんで年齢が高齢だなと思う子たち。
実際に診察をしてみると思ったより若若しい子たちもいますし、
年齢通りに感じられる子もいます。
そんな高齢な子たちにどうしても麻酔をかけて、手術をしなければならないこともあります。
避けられるのであればや避けたいところです。
13歳のシーズー君、皮膚腫瘍が大きくなり自壊を繰り返すため
12歳の7か月の中型の男の子、肛門周囲線種が複数個、大きくなり出血してきたため
13歳3か月のM・ダックスちゃん、歯根部膿瘍で膿性鼻汁がひどいため
17歳の中型の女の子、10センチ大の乳腺部腫瘤が破裂しそうなため、そして術前検査で卵巣に異常が見つかったため
最近の高齢なわんちゃんの手術ケースです。
肛門周囲線種や卵巣の病気は、若いころの不妊手術で発生を防ぐことができます。
乳腺腫瘍も発情前(生後半年頃)の避妊手術で発生をかなりおさえるデータがあります。
高齢動物の手術では、いかに早く、出血を少なく、痛みを少なく
普段から心がけている手術方法をより意識して、負担が少なくなるようにおこなっています。
17歳の女の子の右の卵巣です。僕の手の大きさと比べるとサイズがわかりますね。
取り出した卵巣子宮と乳腺腫瘍の写真です。
この子は日帰り希望でしたので、その日の晩に退院されました。
いまは抜糸も終わり、すっきり元気とのことです。
仔犬のわんちゃんに元気がないとのことで来院されました。
身体検査、レントゲン検査、超音波検査の結果、
異物摂取により腸閉塞をおこしていました。
これは大変ということで、緊急手術です。
腸の壁が異物により穴が開きそうなくらい傷んでいます。
これが取り出したすべてです。
結果、腸を4か所に胃を1か所で合計5か所も切開して異物を取り出しました。
このかき揚げに見える物体の正体は、
おしっこシーツを抑えるプラスチックのふたの残骸に、カーペットを噛み千切った線維が
からみ合って長~く腸の中で、詰まっていたのでした。
仔犬・仔猫の時期は、目が離せません。
目を離してしまうときには、ケージ、サークルやクレートに入ってもらう。
入ってもらうことが、嫌いにならないようにトレーニングしておく。
非常に大事なことです。
『かわいそうだから自由にしてあげたい。』または、『知らない間に食べてしまうから。』
それで事故がおこらなければ問題はありません。
どちらがその子への愛情になるのか。
よろしくお願いします。
ある13歳のわんちゃんのお尻に腫瘤ができて、出血が止まらないとのことで手術になりました。
手術の前には安全に麻酔をかけることが可能か、
慎重に判断しなければなりません。
とくに老齢の腫瘍性疾患であれば検査項目も増えます。
このわんちゃんはフィラリアの予防が最近抜けているとのことでした。
フィラリアの検査の結果は・・
陽性(フィラリアに感染している)でした。
フィラリアは心臓の血管近くに寄生し、心臓や血管に大きなダメージを与えます。
麻酔のリスクは、さらに高くなってしまいます。
5月からはフィラリアの予防期間が始まります。
最近抜けているわんちゃんも、しっかり検査をして薬を続けましょう。
長期間のフィライア寄生は、取り返しがつかなくなります。
ちなみにこのわんちゃんは、胸部レントゲン、心臓エコー追加検査の結果
麻酔に耐えられると判断し、無事に手術が終わっています。![]()
今日はあたらしく家族をむかえる場合、
それも先住の子がいるケースでの注意点をお話したいと思います![]()
新しい元気いっぱいの子が、新しく家族に加わることが多いと思います。![]()
その場合は、先住の子にはストレスがかかることになります。
なかには具合が悪くなってしまう事もあります。
時間はかかる場合もありますが、うまく関係性を作ってあげる必要があります。
もうひとつ大事なことは、新しい子に感染症を持っていないかの確認と
先住の子に予防接種(ワクチン)やノミ予防など定期的に行っているかの確認です。
感染症があるかの確認は、病院でのチェックと自宅でのチェックが必要です。
家に来てから1週間ぐらいは先住の子と離してください。
接触しないように環境を作って、新しい子に咳やくしゃみ、下痢などが
起こらないのか見てあげる必要があります。
新しい子から先住の子へ感染症がうつるケースが続きました。
先住の子にワクチンが接種されていれば感染しても軽くで済んだかもしれません。
必ず病気の確認はしてあげましょう。
せっかく楽しい家族が増えたのに、病気をもらってしまったでは残念ですからね。![]()
11歳の小型犬のわんちゃんです。
『3日前から陰部からの出血がすごい』との事で来院されました。
診察するとおしり周りやタオルにもすごい量の出血跡があります。
血でクッションが3つもダメになったとのことでした。
検査の結果は、老齢のわんちゃんで多くみられる子宮の病気でした。
術前検査では、中等度の貧血も確認されました。
輸血をするかぎりぎりのラインでしたので
手術は出血を極力無くすように手術し、高齢のため麻酔時間を短くするように配慮します。
術後の面会時にはもう帰りたくて仕方がなさそうなほど元気でした。
しかし合併症対策のため入院治療がすこし必要です。
女の子で普段の出血と様子が違う場合には早めにご相談ください![]()
小型犬のわんちゃんです。
血尿が出ているとのことで来院されました。
触診検査で感じた異常を尿検査、レントゲン検査で明らかにすると
大小様々な石が膀胱内を埋め尽くしています。
このわんちゃんは痛みに耐えて、我慢をして暮らしていたと思います。
ぜひ普段から排尿時には、おしっこの色も気にしてあげてください
まだ7か月のねこちゃんの具合が悪いとのことで来院されました。
お話を聞いていくと、ヒモで遊んでいた時から具合が悪いとのこと。
レントゲン、超音波検査そして念のために造影検査をして‘ひも状異物’のあたりをつけます。
かなりしんどそうにしています。
十分に補液して手術に入ります。
ねこちゃんはヒモで遊ぶことが好きですが、決しておもちゃにはしないでください。
また子猫の時期は色々なものを遊びながら飲み込んでしまうことが多いです。
見てあげることができないとき(夜間やお出かけ中)は、ねこちゃんをケージに入れて安全確保してあげることも大事です。
今週は帝王切開とこの手術と夜間の手術が続きましたが、
歯磨きしていますか?
目の下にケガをしたとのことで14歳の小型犬のわんちゃんが来院されました。
ケガの原因は奥歯の根っこに膿がたまり、
たまった膿が目の下の皮膚を突き破って出てきたのでした。
超音波スケーラーできれいにしました。
歯周ポケット内の歯石をきれいに取ります。(ここが大事です)
表面の歯石を取り、見た目だけをきれいにしても歯肉炎は悪化していくだけです。
鋭利なもので歯の表面を傷つける行為は避けましょう。
根っこに膿をため込んでしまった原因の歯です。
歯根がやせてボロボロでした。
お薬を詰めて、縫って終了です。
痛みもなくなり、すっきりしたことでしょう