木曜日の診療時間

明日の木曜日の診療時間ですが

19:30で診療終わりとさせていただきます。

参加している獣医学セミナー(様々な外科や腫瘍科、眼科、皮膚科、内科,歯科などなど)は、木曜日の夜に行われることが多いです。

そのためセミナー参加のある木曜日は,いつも(20:00まで)より早めに(19:30)で診療を終わらせていただいています。

終わって自宅に帰ってくるころには日付が変わっていますので続くとしんどいですが、可能な限り参加しております。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解よろしくおねがいします。

 

 

慢性疾患やがん疾患で通院治療をうけられていて亡くなられた動物のご家族からお電話やお手紙をいただくことがあります。

つらい状況にもかかわらずご連絡いただけることに本当に感謝いたします。

私にできることはその子たちに何ができるのかを考え、常に十分な選択肢をご提供できるように勤勉で丁寧であることかと思っています。

明日の診療のために常に向上心を持ち、丁寧な診療をこころがけています。

お知らせ

猫の腹腔鏡下避妊手術

本日は成猫を保護されて家族として迎えられた雌猫ちゃんの腹腔鏡下避妊手術をおこないました。

実はこのネコちゃん避妊手術をしているのか不明でした。

ホルモン測定など事前にできることは実施しましたが、猫ちゃんの行動と検査センターでの測定結果の数値が合いません。

腹腔鏡を導入する以前は、背中側のあるかどうかわからない卵巣を探すためにはかなり大きな切開創が必要でした。

腹腔鏡下では5mmの傷1か所で、未避妊(卵巣がある)であることを確認でき、

そしてそのままポートの数を2か所増設し腹腔鏡下避妊手術を行いました。

大きな負担をかけることなく未避妊であることがわかり安全に手術できました。

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腹腔鏡手術

腹腔鏡下潜在精巣摘出術

先天的な異常で、本来は陰嚢に入らなくてはいけない精巣が腹腔内または鼠径部で停滞してしまうことがあります。

これを潜在精巣といいます。

陰嚢内にない精巣は精子を作ることができません。

今回のワンちゃん、右精巣はお腹の中、左精巣はソ径の皮膚の下にありました。

ですから繁殖することはできません。

正常な位置にない精巣は、将来腫瘍になる確率が約10倍高いデータなどから、今回の手術を決断されました。

お腹の中に精巣がある場合は、腫瘍化しても気づきにくいため早期の摘出をお勧めいたします。

体重2㎏の小さなワンちゃんですが

右精巣は腹腔鏡下潜在精巣摘出で2か所の5㎜の傷、左精巣はソ径部皮下精巣で5㎜の切開と小さな傷で手術ができました。

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腹腔鏡手術